解離性障害のチェック


解離という現象は、健康な人にも生じます。例えば、歩き慣れた道では、「あれ、もうここまできたの?」と思うこともあるでしょう。これは、正常な範囲の解離です。

しかし、「記憶が抜ける期間があり、その期間にまとまりを持った行動をしている」のであれば、解離性障害である可能性があります。

記憶障害を持っている病気というのはいくつかあります。てんかん(癲癇)が、その最も有名な病気です。もちろん、解離性障害はこれらの病気では説明がつかない状態である必要があります。

てんかんは、発作が起こっている時、おこっていない時でも記憶障害が生じるので注意が必要です。例えば、記憶が抜けている期間に、倒れていたりするならばてんかんが疑われます。倒れていなくても、記憶が抜けている期間がぼんやりしていたり、モザイク状に覚えていること・覚えていないことがある場合はてんかんによる記憶障害らしい症状と言えます。

一方、記憶が抜けている間に買い物をしていたり、自傷行為をしていたり、誰か知らない人と話しているとすれば解離性障害らしい症状と言えます。そして、この記憶が抜けている期間にとっている行動が、普段の自分がとっている行動とはかけ離れている場合に、より解離性障害らしいと言えます。これは、知らない間に、自分の持ち物が増えていたり、見に覚えのないものを買っている、どうしてこんな所にいるんだろう?と思うような場所ではっと気がつくなどのような事が起こります。