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Edna B. Foa(1995)によるDSM-IVのField Trialでは、心のなかで行う強迫を、①特定の言葉、イメージ、数字を強迫観念を打ち消すために用いる(例えば、ラッキーナンバー等)、②特定の方法で特別な祈りを行う、③心のなかで数える、④心のなかでリストを作る、⑤心の中で思い返すに分類しています。

この論文によると、

・OCD患者の10%程度が、心の中の強迫を主たる強迫性障害としている。

・OCD患者の79.5%が心のなかで行う強迫行為、目に見える強迫行為をもっている。

・OCD患者の20.3%が心のなかで行う強迫行為を持っていない。

・OCD患者の0.2%が心のなかで行う強迫行為のみを持っている。

とのことです。

 

同じFoaのグループのGillihan et al(2012)では目に見えない強迫行為として、①自己再保証、②特別な祈りを繰り返す、③「~であるはずだ」と考える、④数字や特定の言葉を繰り返す、⑤心の中で数える、⑥リストを作る、⑦考え・感情などをふりかえる、⑧好ましくないイメージを消す、⑨打ち消すなどがあると述べています。おそらく、新しい臨床的な知見を加えると、このようになったのだろうと思います。FoaのField Trialから随分と時間が立っていますしね。

他にも心のなかで行う強迫行為の問題として、反芻、行動前強迫(強迫性緩慢に多い)などがあります。

反芻は、確認強迫や純粋強迫観念で多くみられます。「私は本当にホモなのだろうか?」と考え続けるなどです。疑問がずっと続いていくような感じです。この反芻については、まだ強迫行為だと思われていない節がありますが、臨床的には、非常に多いです。例えば、メンタルチェッキングを行いたいのだけれど、できない場合などもこの「本当に鍵を締めたんだろうか?」という考えをずっと続けていく反芻がみられます。

行動前強迫は、何かを始める前にタイミング等をえんえんと考え続けて動けなくなる強迫行為です。これは、主に原井先生が指摘している強迫行為ですね。強迫性緩慢と言われているようなタイプの方は、このような強迫行為が多いです。

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カテゴリー: 強迫症(強迫性障害)

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