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このタイプは、「自分の納得ができない状況」に対してとても嫌悪感があります。例えば、「自分は変なことを言っていなかったか」「自分は正しい理解をしているのか」「ものは決められた位置においてあるのか」、「左右対称であるのか」などのことが気になります。また、醜形恐怖症を持っている方はこの強迫症を持っていることがよくあります。そのため、顔の化粧を何度もやり直す、左右対称であるかが気になり髪のセットを何度もやり直すなどの症状があります。

この自分の納得を過度に追求する感覚を「まさにぴったり感覚」と呼びます。このぴったり感覚があると、服装等の着心地、水道などの蛇口をぎゅっとしめる、スイッチがカチっとならないときれた感じがしないなどの感覚が出てきます。近年、このような感覚はチック症に近い病態であると考えられています。

整理整頓強迫の強迫行為で多いのは、『文章を読んでいる際に、何度も同じ部分を読み直す』『自分が書いたものを何度も消して書き直す』『特定の動作・行動を他者に要求し、本人の言うとおりでなければやりなおさせる』『自分が正確に認識できなかった内容を、正しく把握しようと聞き返す』などです。

 

同じようなことばかり質問していると言われる

これは、整理整頓強迫の中でもっともよくみられる症状です。確認強迫を持っている人もこの症状を持っていることが多いです。これは、自分が正確に理解しているかが不安になり質問をしてしまうのです。

例えば、仕事のやり方を聞いた場合に、「○○という場合は、どうしたらいいんですか?」「××が起こった場合は、どうすれば?」「□□とは、どう違うのですか?」などのように何度も似たような質問を繰り返してしまうのです。そして、自分が思いつく疑問を全部解消しなければ落ち着かなくなってしまいます。この症状だけが全面にみえると、一見、自閉スペクトラム症などの神経発達症を持っているようにみえることもあります。

強迫症の症状を本人は止めたいと思っていることが多いのです。例えば、「手洗いをしなければ、モヤモヤするけれど、こんなに手があれるし、手洗いはしたくない」などように、強迫行為を行うことに苦痛を伴うのです。しかし、このタイプの強迫行為は、強迫行為を行ったほうがスッキリすることが多いのです。その為、「この強迫行為を止めたくない」と思っている方が多いのです。

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カテゴリー: 強迫症(強迫性障害)