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強迫性障害の基本的なことなのですが、強迫行為をすればするほど症状は悪化します。

まず、強迫行為をすることのみが、強迫観念を消す方法だという感覚が強まってしまうのです。
つまり、強迫行為をしたくなってしまいます。

また、強迫観念を取り除くことに一生懸命になり、強迫観念に敏感になります。「こうすると、汚い感じがする」「確認しないと安心できない」といった状況を自分から見つけやすくなってしまうのです。これは、裏を返せば、強迫行為を頑張ってすれば、この苦痛が取り除けるのではないかと思ってしまうのです。こうやって、今まで不潔恐怖の対象とならなかったものまで、不潔恐怖の対象となってしまいます。

また、強迫行為をしても、強迫観念が消えるのは一瞬なので、もっと強迫行為をすれば、取り除けるかもしれないと考え、強迫行為のバリエーションを増やしてしまいます。

単純なことですが、強迫性障害の方にとって、強迫行為とは、既に本来の行動の目的を失っており、強迫観念を取り除くことのみに用いられているのです。

まずは、自分の強迫行為が意味のない行為であり、強迫観念を取り除くことはできないことを認めることが治療の一番最初のステップです。

その次は、一つ一つの症状を分析しましょう。

参考:強迫性障害・不安障害の症状の把握の方法

 

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カテゴリー: 強迫症(強迫性障害)