レイプ神話


性被害に関する誤った認識は、性被害・PTSDからの回復を遅らせます。その中でも、代表的なレイプ神話について考えてみましょう。

このレイプ神話とは、レイプ/性被害に関する誤った認識や社会通念、余談や偏見のことです。

 

・若い女性だけがレイプ被害に遭う

→実際は、幼児期から高齢者など幅広い年代の方が性被害にあうことが分かっています。これらの方々が狙われるのは事件化しづらいという面があります。また、男性であっても性被害にあいます。

 

・女性はセックスを強要されるのを望んでいる

→実際は、セックスを強要される場合は、心理的苦痛が生じます。実際に、性嗜好としてレイプを模した状況を好む女性でも、実際のレイプと性嗜好を明確に区別します。

 

・レイプされるのは被害者である女性にも落ち度がある

→実際には、性行為を強要される場合、強要された人物には明確な同意が取られていません。同意がないままに性行為に及ぶことがレイプになります。

 

・健康な女性が本気で抵抗すればレイプされるはずがない

→レイプは密室で行われることが多いものです。そのため、逃げることが難しいのです。また、抵抗をすることで生命のリスクもあると考えてしまい、レイプの被害に会う場合もあります。恐怖による反応として身動きがとれない状態になっている場合もあります。

 

・ノーブラ等、男性を性的に刺激する服装をするのは災難を招くようなものだ。

→実際は、服装的に派手ではない方の方が性被害にあいやすいと言われています。事件の表面化を恐れて、あえて服装が派手ではない方を狙う加害者もいます。

 

・女性に対するレイプの加害者は見ず知らずの人が多い

→実際には、面識のある人物による反応が多いのです。

 

・普通の男性はレイプなどしない:レイプは精神異常など特殊な男性の犯行である。

→実際には、なんの精神障害を持たない方の犯行が多く、一見普通に見える人が多いのです。

 

・デートで一人暮らしの男性の部屋へ行く女性はセックスの意志があると見て良い。

 

→これは、セックスに関する合意が、一人暮らしの異性の家にいくことと同義になっています。これは、別の問題です。