レイプとセックス


レイプはPTSDの発症リスクが非常に高いトラウマ体験です。特に児童期の性的虐待や、青年期周辺の性被害は、その後の人生にとても大きな影響を残してしまいます。

 

汚れた感覚

まず、性被害で多いものとして、自分が汚れてしまったという感覚です。この感覚によって、とても自尊心が低下した状態になります。そして、この汚れてしまった感覚のために、自分は何か人間として損なわれてしまったように感じられます。

 

孤立無援感

これは、性被害の場合、今までの自分と世界が変わってしまったかのように感じられます。何か自分が違う人間になったかのように感じられることもあります。また、周囲の対応として、性被害を隠蔽したりする傾向があると尚更、この傾向は強まります。特に女性の性虐待の場合、一番身近にいる母親が性被害を隠蔽しようとすることもあります。それは、非常に傷つくことになります。

 

感情性麻痺と解離

PTSDの症状として、その当時のことが他人事のように見える感情性麻痺という症状があります。そのため、その当時のことや、現在・未来に起こる性被害のリスクや、セックスに対して過度に開放的になってしまうという傾向が出てしまうことがあります。「自分が汚れてしまって、他人とも繋がれないのだから、セックスだけで繋がろう」と考えてしまったり、暴力的なセックスをすることで自分のトラウマを再現し浄化しようとするのです。しかし、このようなセックスによって傷ついてしまうことも少なくありません。

 

性依存

このような流れで、性依存の状態になってしまう事があります。また、トラウマがあると危険な状況、危険ではない状況の見分けがつかなくなることもあります。その為、ナンパなどの行為によって、危険な状況にあるのに気づかなかったり、全く安全な人に対して恐怖を感じるなどの事があります。

また、感情性麻痺や解離があるために、性嗜好としてのプレイは過激になる傾向が見られます。SMなどに始まり、身体的な苦痛が非常に伴いような性癖に系統していくこともあります。また、解離の傾向が被暗示性を高めてしまい、プレイとしてのSMの関係を外れてしまうような要求も拒否できずに飲んでしまうこともあります。