性被害に関するトラウマ治療についての流れ


最近、性被害に関する問い合わせが多いのですが性被害のトラウマ治療についての流れを書き出しておきます。

 

ご予約

初回面接は、性被害者のご本人でなくても構いません。それは、ご本人が話すことに抵抗がある場合もあるからです。むしろ、性被害に関してはその方が多いと思います。

ご家族から、事件の概要、その他のトラウマ、症状の変遷などをお聞きして、ご家族と対応を考えていきます。性被害は、周囲からの無理解からくる二次被害がとても大きいためです。特に、同性の親の無理解はとても本人にとって苦痛になります。この段階で、治療と回復についてどのようになっているかなども話し合います。

 

本人との面接

ご本人さんとの面接では、話せる所から話してもらいます。ご本人さんの同意なしに性被害の内容についてお聞きすることはありません。呼吸法とか、ストレスマネージメントの方法、現在の生活での対応方法などの話をさせていただくこともあります。

また、PTSD・トラウマの病気の説明、治療法、ストレス・マネジメントの方法は最初の回に行います。

 

治療

PTSDの診断がある場合は、PE療法かEMDRをお勧めしています。PE療法の方が治療期間が短く、治療コストが安い反面、重度の解離症には対応できないというデメリットがあります。EMDRは性被害のトラウマ以外からも治療できるため、負担なく治療を始められる、解離症にも対応できるという点があります。デメリットは治療期間が長くなるということです。

 

フォロー体勢

基本的に、連絡先をお教えしますので、次のセッションまでの間に調子が悪くなれば、いつでもご連絡頂いて構いません。